それから國土計画委員会からは、左記河川の治山、治水計画を樹立し、併せて融雪期災害防禦対策檢討のため北上川、米代川、御物川、最上川にこの目的で委員派遣をしたいということで、一班、二班といたしまして、一班が荒木委員長内海安吉君、野原正勝君、二班は細野三千雄君、松浦東介君、各班とも四日間であります。参ります所は、第一班が宮城縣、岩手縣第二班は秋田縣、山形縣。 あとは委員派遣が三件出ております。
本年もまた降雨期に入り、各所に溢水の被害がありましたため、住民は極度の恐怖心に驅られ、戰戰兢々として河口の浚渫切擴に狂奔せる状態にて、このままに放置せんか、かかる危惧の念はやがて増産意欲を阻害し、他面麥その他主要食糧の供出難にも關連し、憂慮すべき事態を生ずるおそれもあるのでありますから、右事情御賢察を賜り、格別の御詮議をもつて急速に左記河川に對する工事著手と御完成相成りまするよう、なお所要經費の割當増額等